代表取締役 田中 伸子
“赤毛のアンという小説をご存知の方は多いことでしょう。
夢見がちで自分のことをコーデリアと呼んで欲しいと頼んだこと。
にんじんと言ってからかう男の子(ギルバート)の言葉にかんかんに怒ってしまい、頭を石版でゴツンと叩いて憤然と教室を出て行ったこと。
ダイアナをこよなく愛しているがために、彼女が結婚する姿を想像するだけで号泣してしまう想像力の豊かさなど、心に残る場面は枚挙にいとまがありません。
沢山の方々に残るアンなのですが、多くの場合小さな子どもの姿のままで思い浮かべられているのではないでしょうか。
赤毛のアンには続編があり、シリーズの最終章ではアンの娘が主人公になっています。
アンシリーズは一人の女性の成長の記録でもあるのです。
アンの学生時代の物語は、友人との交流の記録でもあります。
将来の夢を語り合いながら、少しでも前に進もうと意欲的に毎日を過ごしていたアン達が、憧れを持って眺め、やがて住むことになったのがパティの家でした。
パティの家は、まだどこか頼りなくも意欲にあふれた日々を支え、夢を実現しようとする彼女達とともにありました。
アンはこんな言葉を残しています。
「クィーン学院を出たときは、私の未来はまっすぐな一本道のように目の前にのびていたの。人生の節目節目となるような出来事も、道にそって一里塚のように見わたせたわ。でも、今、その道は曲がり角にきたのよ。曲がったむこうに何があるかわからないけど、きっとすばらしい世界があるって信じているわ。」
キャリアの曲がり角に立って迷う節目を迎えた時、自らの手で幸せを得ようとする人をサポートする存在であろうという想いがオフィスパティの原点です。