学生と社会人との違い2011年4月20日
子供のころは、未知の世界に踏み出すということに対して大きな期待感をもっていることが多いものですが、就職あるいは転職などには不安がつきものになりがちというのはどういうわけなのでしょうか。
学生が社会人になってとまどったことのひとつに「「うまくいかなかった理由をのべる」ことが許されない場面があることだということだとが挙げられます。
宿題を忘れたのは体調が悪かったからだという理由を述べれば、多くの場合いたわりの言葉と共に期日が延長されたのにも関わらず、上司に同じ説明をしたら体調管理をすることも仕事のうちだという叱責と共に、すぐ完成させるようにと命じられて、ひどい上司だと落ち込んでしまったという例も見受けられます。
自分では『正当な理由』を述べたつもりなのに『言い訳』といわれたという訴えもよく聞くことです。
学生の立場ではなかなか理解しにくいことですが、「私的」な事情より「公的」な事情の方がより優先される場合があるのだと表現するとわかりやすいかもしれません。
仕事の多くは複数の人が携わっており、足並みを揃えて目標に向かって取り組むことが必要です。
その意味からも、自分の役割を常に意識することが求められるわけです。