環境福祉学会に参加しました2011年11月17日

環境福祉学会をご存知でしょうか。
前環境相事務次官炭谷茂氏が平成16年に設立した学会です。
21世紀を「福祉と環境との融合」を目指す時代と捉え、この分野の研究、実践報告、情報の共有を目的としています。
「環境」も「福祉」も現代のキーワードといえる言葉です。

第7回年次大会が「環境福祉学によるまちづくり」をテーマに11/13(日)京都にて開催されました。
今回一般研究発表者としての参加をいたしました。
「環境福祉学が果たすべき社会的役割に係わる理論的研究」をまとめた第一分科会での発表でした。

『ソーシャルワーカーの現在と未来~環境へのアプローチがもたらすもの~』についてお話をしたのですが、
大変熱心な聞き手の方々に恵まれ、非常い楽しい時間となりました。
環境福祉学会の持ち味は、様々な分野の専門家が集うというところです。
炭谷氏の前身も影響しているのかもしれませんが、官公庁出身の方も多く、産業界、教育界、福祉界など
非常にバラエティーに富んだ学会員によって構成されており、異なった分野の方々とのお話が弾みます。

今回ソーシャルワーカーへの期待のひとつとしてスクールソーシャルワークを取り上げました。
平成20年度からの文部科学省のとりくみにもかかわらず、まだまだ浸透度が高いとはいえません。
可能性を信じ、変化を信じるソーシャルワーカーには大変相応しい役割ではないでしょうか。

学会に参加したことで新たな刺激を受けることが出来ました。
毎日の営みを続けて行く中で、貴重な時間を過ごすことが出来たと考えています。